さてさて、今回もまたひと鉢。
タイトルからして既に意味不明かもしれませんが、植物の話です。たぶん。
🌱まずは主役のご紹介
本日の主役は、ユーフォルビア系のあいつ。ユーフォルビア ハンディエンシス(Euphorbia handiensis)です。
こいつも植えていきます。


「こいつも植えていきます」と、何気なく始まりましたが、実はちゃんと儀式的プロセスがございます。
まずは、根っこを軽く湿らせます。
そこへ、ベンレート+ルートンの混合粉体を丁寧に塗布。
「ベンレート?」「ルートン?」
と首を傾げたそこのあなた。簡単に言うと、病気予防と発根促進のおまじないです。
まるで植物界の除霊+エネルギーチャージ。
そして、1日放置。
人間界なら「え、そんな粉まみれのまま1日も!?」とドン引きされるところですが、これが植物界の美学。
そして翌日、粉をしっかり洗い流してから、いざ植え込み。
🪴今回の舞台:照鉢さんの特製鉢
さて、今回使った鉢は、あの照鉢さんの作品。
これがまた、ただの鉢ではございません。


上から覗き込むと……見えるんですよ。クレーター。


そう、月の表面にしか見えない。
しかも、単なる“黒”ではなく、黒の中にさりげなくこげ茶の流れ模様が仕込まれているという、職人の狂気(褒めてます)。
この“流れ”、まるで宇宙空間の中に静かに流れる時間そのもの。
無限の暗黒に、一筋の記憶。
……言ってることが詩的になってきましたが、それくらいこの鉢、かっこいいんです。
🎐寂タット、発動。
この作品、完全に「寂タット」系です。
え?「寂タットって何?」って?


実は勝手に作った造語です。「寂(さび)」+「ハビタット(生息地)」=寂タット。
ちょっとでも美術っぽく言えば高尚に見える説、試してみました。


ちなみに、あらためてですが、
- 侘び:質素で簡素な中に趣を感じる心
- 寂び:時間の経過や古びたものに美しさを見出す心
今回は間違いなく「寂び」。
植物も鉢も、**時間が創り出した“今”**に意味がある。


🌵剣光閣(ハンディエンシス)も負けてない
植え込んだのは、年季の入った剣光閣。
上部はまだ若々しいグリーンですが、幹の部分はしっかりと木質化していて、時間の年輪が見て取れます。
まさに、“過去から現在へ、そして未来へと向かう”成長の記録。
ひと鉢の中で、時間軸を表現してるんですよ……!
よく見ると、頭でっかちでバランス悪くて、不格好といえば不格好なんですが、
だからこそそこに「味」があり、「寂び」が宿るんです。
まるで、過去と未来が同時に存在するような、そんな佇まい。


🕵️♂️犯人は現在も黙秘中です。
などと、私はひとりでブツブツつぶやきながら、今日も鉢と植物を組み合わせています。
「現在、過去、未来……そして諸行無常……」
「これは時間の流れを閉じ込めたアート……」
「寂タット、発動……!」
……と、隣人に聞かれたらちょっと心配されそうなテンションで黙々と作業。
でもいいんです。
この時間が、私にとって何よりの至福のひとときなのです。
🌌おわりに:鉢と植物の出会いは、宇宙。
植物を育てるだけじゃない。
鉢との相性を考えて、質感、色味、空気感をイメージして……
ひとつの世界をつくっていく。
それは、まるで宇宙の中にひとつの星を配置するような作業。
地味だけど、奥深くて、楽しくて、ちょっと中毒性があります。
というわけで、次回もまた、「意味不明なことをつぶやきながら」鉢と植物の物語を紡いでいきます。
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