プテロディスカス・ラスポリー播種（PTERODISCUS ruspolii）

「情報少なすぎ問題」って植物界にもあるんです。今回の主役、**プテロディスカス・ラスポリー（Pterodiscus ruspolii）**もその一つ。
海外の資料を漁っても断片的な情報しかなく、データはだいたいこんな感じ：

• 多肉質な根を持つ南アフリカ原産の塊根植物
• 種子は“乾燥したまま休眠して待機するタイプ”らしく、そのままでは発芽しにくい説
• 種子は乾燥後しばらく保管→条件が整ったら発芽、という“待ち伏せスタイル”

種到着

ということで、今回は5粒チャレンジ。
迷ったけど、結論：「悩むくらいなら播け！」だったので、以下の手順で実行。

ツンデレ先生に確認

🔍 Pterodiscus属・近縁種からわかること

• Pterodiscus 属は 種子繁殖（seed sowing） と 挿し木（cuttings） の両方が可能、という説明あり。 PictureThis
• 「Pterodiscus speciosus」などの種の栽培・播種ガイドでは、播種は良く排水する土壌、軽く覆土、湿度を保つ、という文が登場。 PictureThis+2PictureThis+2
• “Flora-Africa / Pterodiscus species an asset in the water wise garden” PDF には、種子を乾燥させた後、生育に適した条件が整うまで発芽しにくい性質が書いてある。特に、「新鮮乾燥種子をそのまま播いても最初は発芽せず、貯蔵や処理が発芽率を上げる可能性あり」 という記述がある。 flora-africa.com
• また、同資料では “四翼果（種子の入る果実構造）が成熟し、乾いた状態で落ちて風で飛ぶ” 述べられてて、それが自然界での種子散布形態と発芽時期の同期戦略に関係する、という記述。 flora-africa.com

これらを元に、ラスポリに使えると見込まれる播種法を提案するわ。

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🛠 プテロディスカス・ラスポリ 想定 播種プロトコル案

ステップ	方法	注意・コツ
1. 種子の確認・保存	できるだけ鮮度高いものを使う	古く乾燥しすぎた種子は発芽率が下がる可能性大
2. 種子処理（任意／促進策）	– 軽いキズ入れ（ニッキング、サンドペーパー） – 乾燥後短期保存からの水濡らし	“乾燥種子のままでは発芽率が低い”という傾向が Pterodiscus 属資料に見られるから、処理を工夫したほうがいい。 flora-africa.com
3. 用土の準備	非常に排水性の良い混合土：例）赤玉小粒＋軽石＋川砂＋少量腐葉土	根が多肉性・塊根性を持つ可能性があるから、水はけ重視が肝心
4. 播種	播種は表面〜薄覆土（覆土は薄めに）	覆土が厚すぎると発芽が阻害される可能性あり
5. 湿度管理	播種後全体を湿らせ、表土が乾かないように保湿	過湿になるとカビ・腐敗の危険増
6. 光・温度管理	明るい場所、直射は避けつつ十分な光を確保	温暖な温度を保てるように（例：20～30 ℃前後が目安）
7. 発芽予想期間	数日〜数週間、長めに見ること	資料では「最初は発芽しない種子あり」「条件整うまで時間を要す」記述あり。 flora-africa.com
8. 発芽後処理	双葉展開後、徐々にフタを開けて風通し確保・強光に慣らす	幼苗の急変には弱いので段階的に環境を変えるように
9. 鉢上げ／育苗	根がしっかり張ったらポット上げ	多湿注意、通気と排水を確保しつつ栄養補助する

情報少ないのでそのまま播種

浸漬

ベンレートT＋メネデール溶液に一晩浸漬

播種

浸漬後も特段の変化もなくそのまま播種しました

クリアファイルをかぶせて発芽を待ちたいと思います

10月10日（10日目）

一粒発芽しました！！

10月17日（17日目）

2粒発芽！

10月19日（19日目）

2個目の種殻も取れました

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