🌿 ドルステニア・クスピダータの様子(そして尊い根の繊細さを学んだ日)
ドルステニア界でも“中東系の異端児”と言われるクスピダータ。
あの 星形の偽花(シンフロレセンス) と、
ぱちん!と種子射出するバリスティック機構が推しポイントなやつ。
そんなクスピダータの植え替えタイム
——のはずが、今回はちょっと苦い展開に。


🪴【植え替え組:まさかの溶け…】
実はね、植え替えした2株が 見事に溶けました(泣)
まあまあ大きかったからいけると思ったのに…
根っこ掘った瞬間に悟った。
ドルステニア・クスピダータは “根がガラスのハート”
・浅く広がる
・細くて繊細
・乾湿バランスに超敏感
・移植ショック → すぐ失速 → 最悪そのまま…
中東の岩陰に張りついて生きてるだけあって、
“根を動かされる”というイベントに耐性がほぼない。
🌱【植え替えしなかった組:めちゃ元気】
一方、触らずそのまま育てた株たちは…
植え替えしなかった6株は元気です。












✨ ぷっくり、光沢のある緑、塊根部がむくむく育成中!
なんなの、この差は。
手をかけたら溶けるくせに、
ほっといたら調子がいいなんて。
🌱 ドルステニア・クスピダータ(Dorstenia cuspidata)のうんちくまとめ
「ドルステニア」といえば、
あの“宇宙船みたいな偽花(シンコニウム)” が有名な奇植物だけど、
クスピダータはその中でも 中級〜上級者が唸るタイプ。
🔷 分類&出自
- クワ科(Moraceae)
- Dorstenia 属
- 原産:アフリカ西部〜中央部の湿潤〜半乾燥林
※ナイジェリア、カメルーン、ベナンあたりの記録多め
「え、湿り気ある森なの?」と思うかもだけど、
ドルステニア属は 乾燥地派/湿地派の二枚看板。
クスピダータは 半日陰+やや湿った環境が得意。
🔷 名前の由来:Cuspidata=“鋭い・尖った”
ラテン語で cuspis(尖端/槍の尖り) が語源。
葉先が鋭かったり、尖った形質が特徴なのでこの名がついたと言われてる。
🔷 一番の魅力:偽花(シンコニウム)
ドルステニアの花は“花みたいな花じゃないアレ”。
🎯 偽花(シンコニウム)とは?
- 多数の小さな花が平板状に密集した構造体
- 花びらがない
- 火星の地図みたいな凹凸
- 周りに突起・触手のようなもの(放射状の“アーム”)
- 成熟すると種を弾き飛ばす(射出)
しかもクスピダータは
このシンコニウムの縁が尖り気味で、種族内でもわりと攻めた造形。
🔷 習性・育ち方
☀ 光
- 直射日光は苦手
- 明るい半日陰〜室内LED管理がベスト
→原産地が林床なので“樹木の葉越し光”が向いてる
💧 水
- 乾燥に弱め
- 過湿もダメ。“湿り気は好き、停滞水は嫌い” の気難しさ
- ただし、他ドルステニアよりは茎も葉も柔らかく復活力は高い
🌡 温度
- 20〜30℃で快調
- 15℃以下で成長が鈍る
- 10℃切ると落葉・休眠入り
- 5℃切ると危険
🧪 特徴的な性質
- 種の弾き飛ばし能力が高い(射出系)
- 近縁のDorstenia foetidaほど塊根化はしないが、根元が太ってくる個体もある
- 葉の形が個体差強め。三角〜披針〜楕円まで変幻自在
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