ストルマリア・トルンカータ(Strumaria truncata pink fl.)風を読む踊り子を迎えて**

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スピラリスがクルクルしない件について

アルブカ・スピラリスがなかなか“クルクル”してくれなくて悩んでいたとき、
Instagram の @baikinsennin12358 さんに色々とアドバイスをいただきました。

その流れで、@baikinsennin12358 さんがストルマリア・トルンカータを投稿されているのを見てしまい……
「何だこの植物！？めちゃくちゃ綺麗……！」と完全に心を撃ち抜かれ、
そのまま売っている場所から育て方まで教えていただき、
ついにお迎えすることになりました。

そしてお迎えしました。

届いた株は、花茎が長く、よく折れずにここまで来たなと思うほど繊細。

根元には赤い袋状の“マフラー”のような鞘葉。

葉は扇を広げたようなフォルムで、光を受けて揺れる姿が本当に美しい。
そして何より今回の個体は ピンク花。
本来は白～淡色ですが、ピンクの変異はとても希少。
初ジャンルなのに、最初から大当たりを引いたような気分です。

最高です。

初めてのジャンルなので色々調べました。

🌱 基本情報 — Strumaria truncata とは

iNaturalist

Namaqualand Snowflake (Strumaria truncata) Namaqualand Snowflake from Brackenfell, Cape Town, South Africa on April 26, 2019 at 01:59 PM by Alan Horstmann

ストルマリア属（Strumaria）は、アフリカ南部原産の球根植物のひとつ。

truncata（トルンカータ）はその種のひとつで、白〜淡色花が一般的に報告されている。

“pink fl.” のような「ピンク花バリエーション」が流通しているようだが、これが自然変異なのか、栽培変異（品種）なのかは曖昧 — この点がまず注意。

🌸 形態・生態・うんちくポイント

ストルマリア属は、小さな球根から細長めの葉を出し、開花期に傘状またはラッパ状の可憐な花を咲かせるものが多い。

truncata も、小〜中球サイズ、控えめな草姿で、“控えめながら繊細な美しさ”を持つタイプ。

“ピンク花”として流通する個体は、通常の白〜クリーム花とは異なる色味で、非常に希少。

ただし、科学文献で「Strumaria truncata pink flower variant」として種内変異が明言されているものは確認できず、たぶん「園芸実生または雑種」「選別変異」の可能性が高い。

🌿 栽培管理のヒント — 夏越し / 冬越し

ストルマリアは多くの場合、乾燥気味で育てることが基本。truncata を育てるなら、以下のような管理がベターと思う：

休眠期（夏）：強めに乾かす — 過湿は球根腐敗を招く恐れあり。

生育期（秋〜冬〜春）：適度な水分と通気 — 芽出し〜開花期に合わせて水やり。

用土：水はけ良好な土。軽石や砂などを混ぜた、通気性・排水性優先の土が望ましい。

気温・環境：原産地が南アであることを考慮し、寒さと湿気の両方に注意 — 冬の寒冷地では凍結を避け、梅雨などの多湿期には管理に気を配る。

――夏は乾燥重視、冬は凍らせず通気重視で慎重に管理すれば、なんとかイケる。

🧐 自家受粉・種子の可能性 — 情報不足で「不明」が正直なところ

私が調べた範囲では、Strumaria truncata に関して「自家受粉」「self-fertile」「自家受精しました」という一次文献も、確実な栽培報告も発見できなかった。

そのため、「この株だけで種子採取できるか？」は保証なし — 少なくとも「可能性あり」とは言えない。

もし将来的に種子を得たいなら、複数株で同期開花させるか、**人工交配（手で花粉を移す）**を試すのが安全。

🎓 評価と注意点

ストルマリア・トルンカータ（特にピンク花）――
それは、“控えめで繊細”、でも“希少でロマンあふれる”球根。

球根好きなら「手に入れておきたい一株」だと思う。

でも、「希少性」「変異の不透明さ」「栽培のシビアさ」「受粉・種子の不確実さ」がある。