こちらも “花を見て即購入” 系列のひとつ。
気づいたら手元にいる、あの南ア球根の魔力……怖いですね。ほんと。


今回は Brunsvigia gariepensis(ガリエペンシス)。
情報の少なさではエランズモンタナと同格、
あるいはそれ以上の“謎球根”枠。
まずはいつものホルモン処理から。
🌱ホルモン処理
根元を軽く湿らせてから、
ベンレート+ルートン混合粉体を薄く塗布。
そのまま一晩吸わせる方式。


ルートン膜が厚くなると逆に腐敗しやすいので、
翌日しっかり洗い流してから植え込みへ。
こちらも初見なので調査
🌱 Brunsvigia gariepensis とは/属の概要
iNaturalist Gariep Candelabra (Brunsvigia gariepensis) Gariep Candelabra in May 2024 by Tristan Kruger
- Brunsvigia 属は、アフリカ南部原産の球根植物属で、ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)に属する。
- Brunsvigia は多くの種が「比較的大きな球根」「乾季と雨季のサイクルに合わせた生育リズム」を持つことで知られている。
- gariepensis(ガリエペンシス)の種名は、おそらく「Gariep(ガリエプ)地域」または「Gariep 川、あるいはそれに関連する地名」に由来していると思われる — つまり原産地はおそらく南アフリカ、あるいはその周辺の乾燥〜半乾燥帯。
→ ただし、確認できた範囲では、gariepensis に関して 詳細な一次文献、生態レポート、写真付きの栽培記録 はほとんど見つからなかった。
→ つまりこの種は、「流通が少ないか」「研究・栽培例が少ない」可能性大。
🌿 Brunsvigia 属の一般的特徴と、gariepensis に期待されること
属 Brunsvigia 全体の性質から考えると、gariepensis も以下のような特徴・性質の可能性が高い:
- 大きめの球根を持つ — なので、しっかり重みと存在感のある株姿が予想される。
- 休眠サイクル:乾季に休眠→雨季の到来とともに葉や花を展開するタイプ。
- 大柄で派手な花 — Brunsvigia の花は多くの種で大きく、インパクトが強いため、gariepensis も魅力的な花を期待できる。
- 乾燥・通気・水はけ重視の土壌適応 — 自然分布地が乾燥または乾季のある地域であるため、過湿には弱く、水はけと通気性の高い用土が条件になりやすい。
- 管理の難易度:球根が大きく、また休眠周期があるため、“水やりと乾燥のサイクル”や“休眠期の扱い”など、管理の手間がかかる可能性が高い。
🎓 “うんちく的” 見方:なぜ Brunsvigia は魅力なのか
- 南ア由来の「乾地育ち植物」の持つストイックさと、過酷環境に耐え抜くタフさ。
- 球根の大きさと、それに見合う「派手で豪華な花」 — 普通の草花とは異なる、“球根 × 花 × 存在感” のコンビネーション。
- 休眠と生育のサイクルを読み解き、管理で再現するという “育成者の腕の見せ所” — 成功したときの喜びは大きい。
- 種によっては、流通が稀で“コレクターズアイテム”的な価値がある — つまり「他人と被らない球根」を狙える。
――言うなれば、Brunsvigia は「植物版レアメタル」。管理が大変だけど、そのぶん“持つ喜び”も深い。
⚠ 注意すべき“穴”と警告
ただし、gariepensis を選ぶなら以下のリスク/注意点を覚悟:
- 情報がほとんどない — 生育期、休眠期、気温適応、発根・植え替え時期など、手探りになる可能性が高い。
- 過湿・多湿に異常に弱い可能性 — 日本の梅雨〜夏の湿気には特に注意。
- 球根が大きいため、植え替えや保管時の取り扱いが面倒。
- 種子や実生の成功例が見つからない — 交配/自家/種子採取は“未知”に近い。
――要するに、“趣味を逸脱した上級者向け球根”。
✅結論&提案
Brunsvigia gariepensis は、
“情報の少なさ”というミステリアスさ、
“大きな球根 × 休眠サイクル × 派手な花”という“球根らしい魅力”、
“管理の難しさ”というスリル――それらすべてをひっくるめて、
“沼の深度の高さ”を味わいたい人向け。
栽培方法をカレンダー化してもらいました
🌍 Brunsvigia 年間管理カレンダー(日本:関東基準)
※ 越冬温度は「最低 5〜8℃をキープできる前提」
📅 1月(生育後半)
- 葉がしっかり展開している時期
- 水:控えめ〜普通
- 乾ききったら軽く水を入れる
- 過湿NG(根腐れリスク高)
- 光量はできるだけ確保(短日だと徒長)
📅 2月(生育後半〜初春)
- 生育ピーク終盤
- 花芽を持つものは準備が始まる
- 水:控えめ継続
- 温度は下げすぎない
📅 3月(葉がそろそろ終了)
- 葉の勢いが落ちる
- 水:さらに控えめ
- 乾いたら“ほんの少し”補水
- 球根肥大の仕上げ期間
📅 4月(休眠準備)
- 葉が枯れ始める
- 徐々に断水へ移行
- この時期に水を与え続けると腐る
- 梅雨に向けて用土の“乾き”を優先
📅 5月(休眠開始)
- 完全断水
- 日陰〜明るい半日陰へ
- 蒸れを避けるため“風”を強めに
- 球根を掘り上げるならこの頃(通気性のある乾燥箱へ)
📅 6月(休眠・梅雨)
- 最も危険な月
- 湿気 → 球根腐敗の大敵
- 完全断水+強風管理
- 室内乾燥庫 or 乾燥棚推奨
📅 7月(休眠・真夏)
- 高温+湿気のダブルパンチ
- 水NG・通気MAX・直射避け
- 球根は“気温より湿気に弱い”
- 植えっぱなしなら超乾燥用土が必須
📅 8月(休眠終盤)
- まだ断水
- 夜温が少し下がり始め、球根が“起きる準備”
- 用土が固まっていたらこの時期に崩す(植え替え適期)
📅 9月(芽出し直前)
- 残暑でも湿気は避ける
- 植え替え(月上〜中旬)
- 乾いた状態で“1回だけごく薄い潅水”して刺激を与えてもOK
- 南アの初雨シグナルを再現するイメージ
📅 10月(芽吹き開始)
- 生育スタート!
- ここでの水やりが勝負
- 乾いたら軽く。湿らせすぎない
- 温度は 10〜20℃を維持
📅 11月(成長期)
- 葉が伸びて安定生育
- 水:乾いたら適度に
- 通気+光量が重要
- 肥料は控えめ(刺激しすぎない)
📅 12月(冬の本格生育期)
- 生育ピーク
- 水は“乾いたら少量”
- 過湿NG
- 室内の暖房風直撃は避ける
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🌟 総括
Brunsvigia は――
秋スタート → 冬成長 → 春フェードアウト → 夏休眠 → 秋再起動
という“南ア冬型球根の王道サイクル”を持つ。
冬型の管理でよさそう。
植え込み


🌵 植え込み後の経過(約1週間)
……動きなし。
まあ、Brunsvigia は基本的に“温度感知型生物”。
温度・光量・地温の3点が噛み合わないとまったく動かない。




冬型でも
- 夜温が低すぎる
- 地温が上がらない
- 植え替えショック
などがあると “沈黙モード” に入る。
まだ慌てるタイミングじゃない。(と自分に言い聞かせて)
久しぶりに
キャラクターを動かしてみました!
その1
その2
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