Willinckii Jade Girlを、88さん板と3Dプリント台座に板付け
オブジェクト作成のために購入した、
Willinckii Jade Girl。


植え替えの時が来ました。
いや、正確には植え替えというより、
板付け。
そしてさらに正確に言うなら、
ビカクシダを板に付け、
その板を3Dプリントした擬人化オブジェクトの背中に背負わせる、
という作業です。
文章にすると、すでに少し意味が分かりません。
でも、頭の中ではずっとこれをやりたかったのです。
植物を育てる。
植物を観察する。
植物を擬人化する。
そして、その擬人化したオブジェクトに本物の植物を背負わせる。
ここまで来ると、もはや園芸なのか、工作なのか、フィギュア制作なのか分かりません。
たぶん全部です。
今回使うのは88さんの板
今回、植え付けに使う板は、
@88th_platycerium_arsenal さんの板。
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前から気になっていた板です。
見た目がかっこいいだけではなく、
かなり実用的。
テグスを巻きやすいようにネジが付いていたり、
背面の通気性を確保するためにハニカム構造になっていたり、
ビカクシダのための技術がしっかり詰まっています。
普通の板ではなく、
「ビカクを付けるために考えられた板」
という感じです。
こういう道具を見ると、テンションが上がります。
植物趣味は、植物そのものも楽しいですが、
それを支える道具にも沼があります。
鉢。
用土。
ライト。
ファン。
板。
フック。
テグス。
そして気づけば、
植物より道具の方が増えている。
よくあることです。
かっこいい板を見つけたら、何か作りたくなった
せっかくかっこいい板を見つけたので、
これに合った何かを作りたい。
そう思ったのが始まりでした。
ただ、思いついたからといってすぐ形になるわけではありません。
かれこれ数カ月。
考えて、
画像を作って、


3Dモデルを作って、
修正して、
厚みを減らして、
背面を平らにして、
分割して、
印刷方法を考えて。
やっと何とか形になりました。
以前作ったビカクの擬人化をベースに、
壁掛け用のオブジェクトとして再構築。
背中に本物のビカクシダを背負うための、
植物擬人化オブジェクトです。


やりたいことだけ聞くと、かなり欲張りです。
でも欲張らないと、たぶん面白いものはできません。
背中に板を収めるための加工
今回のポイントは、
88さんの板が背中に収まるようにすること。
そのために、背面に六角形のくぼみを作りました。
板がただ乗るだけではなく、
モニュメントの背中に少し沈み込むように。
さらに、
板とオブジェクトを固定するための穴を4か所開けました。
ここに針金などを通して固定する予定です。
そして最後に大事なのが通気性。
88さんの板は背面がハニカム構造になっていて、
通気を考えた作りになっています。
それなのに、オブジェクト側で背中を全部ふさいでしまったら意味がありません。
せっかくのハニカムが、
ただの模様になります。
それはもったいない。
なので、オブジェクト側にも大きな穴を開けて、
通気が確保できるようにしました。
見た目だけではなく、
植物側のことも考える。
ここはかなり大事です。
オブジェクトが主役に見えても、
本当の主役はビカクシダです。
たぶん。
いや、どっちも主役です。
スライサーにかけて印刷
データができたので、


スライサーにかけてJupiter2で印刷しました。
最初は分解したパーツを横に並べて、
まとめて印刷しようとしました。
効率重視です。
1回で全部出れば楽。
そう思っていました。
結果、
失敗しました。
重みに耐えきれず、
サポート材から落ちていました。
悲しい。


とても悲しい。
でも冷静に考えると、
大きめのパーツを横向きに並べて、
サポート材に全部任せるのはかなり無理がありました。
サポート材も万能ではありません。
支える気はあっても、
限界はあります。
人間関係と同じです。
支え合いは大事ですが、
重すぎると折れます。
1枚ずつ印刷したら成功
そこで方針変更。
1枚ずつ面を広くとって、
3回に分けて印刷しました。
すると成功。
しかも時間も意外な結果に。
4枚まとめて並べた時は16時間。
でも分けて印刷したら、
3時間を3回で合計9時間。
まさかの分割した方が早い。
3Dプリンターは、効率よく見える配置が本当に効率的とは限らないようです。
サポートの量。
角度。
失敗リスク。
洗浄しやすさ。
剥がしやすさ。
全部含めて考える必要があります。
今回の学びはこれです。
欲張って一気に出すより、
安全に分けた方が早いことがある。






園芸でいうと、
大鉢に全部寄せ植えするより、
小鉢で管理した方が結果的に楽なことがある。
そんな感じです。
材料費もなかなか
今回のオブジェクトは、レジンタンク2Lの3分の2くらいを使いました。
つまり結構使っています。
2Lで4〜5千円くらいなので、
それなりに材料費がかかります。
3Dプリンターは、
「自作だから安い」
と思われがちですが、
実際にはそう単純ではありません。
レジン代。
失敗分。
IPA。
手袋。
キッチンペーパー。
サポート除去の手間。
二次硬化。
道具。
そして時間。
全部入れると、まあまあコストがかかります。
ロマンにはコストがかかる。
これは本当にそうです。
でも、自分の頭の中にあったものが、
実物として目の前に出てくる。
その体験には、かなりの価値があります。
4分割したパーツを接着
印刷後は、
4分割していたオブジェクトを接着剤で結合しました。


ここもまた課題です。
レジン同士をどうきれいに接着するか。
強度をどう確保するか。
隙間をどう埋めるか。
屋外や湿度のある環境にどこまで耐えられるか。
今回はまず形にすることを優先しましたが、
今後は接着方法もかなり重要になりそうです。
レジンパテを使うのか。
耐候性のある接着剤を使うのか。
教えていただいた方法も試してみたいところです。
完成したと思っても、
そこからまた課題が出てきます。
3Dプリンター、終わりません。
植物と同じです。
完成したと思った瞬間、
次の管理が始まります。
初めての板付け
そして今回、
初めてビカクシダを板に植え付けてみました。
初めてです。
正直、水苔の完成度はあまり良くありませんでした。
思ったように、
こんもり丸く付けられませんでした。
もっとこう、
きれいな山型というか、
まるく整った水苔にしたかったのですが、
現実はなかなか難しい。
写真や動画で見ると簡単そうに見える作業ほど、
実際にやると難しいです。
水苔を乗せる。
株を置く。
形を整える。
テグスを巻く。
固定する。
それだけに見えるのに、
やってみると水苔が言うことを聞きません。
水苔、意外と自由です。
こちらの理想の形に収まってくれません。
完全に寝癖の強い髪の毛です。
それでも形になった
水苔の完成度には課題が残りましたが、
板付けした Willinckii Jade Girl を、
オブジェクトに針金で固定して、
ひとまず完成しました。






これはうれしい。
かなりうれしい。
88さんの板。
Willinckii Jade Girl。
ビカク擬人化オブジェクト。
この3つが合体しました。
背中に本物のビカクを背負った、
壁掛けオブジェクトです。
最初に頭の中で考えていたものが、
ようやく現実に出てきました。
完璧ではありません。
課題も多いです。
でも、
形になった。
これが大きいです。
植物趣味と3Dプリンターの組み合わせは、
かなり面白いです。
植物に合わせた道具を作る。
道具に合わせて植物を仕立てる。
そして見た目の世界観も作る。
これは沼です。
完全に新しい沼です。
今後の課題
今回の課題は、いくつかあります。
まず、
パーツを接着する方法。
今は接着剤で結合していますが、
もっときれいに、
もっと強く、
もっと自然につなげたいです。
レジンパテを使うのか。
耐候性のある接着剤を使うのか。
ここは今後の検討ポイントです。
次に、
塗装。
これが大問題です。
エアブラシは買ってあります。
買ってはあります。
つまり、
「道具はある」
状態です。
これは危険です。
道具があるのに技術が追いついていない。
植物趣味でもよくあります。
ライトはある。
棚もある。
用土もある。
でも置き場所がない。
それに近いです。
塗装については、
ここはプロの @yoheygonji 先生 に相談するしかありません。
色をどうするか。
肌をどう塗るか。
髪や服をどうするか。
植物を主役にするなら、塗りすぎない方がいいのか。
それともオブジェクトとしてしっかり存在感を出すのか。
悩みます。
かなり悩みます。
そしてもう一つ、
顔をもう少しアニメ調にしたい問題。
個人的には、もう少しアニメ寄りにしたい気持ちがあります。
ただ、一般受けを考えると、
リアル寄りの方が受け入れられやすいのかもしれません。
ここが悩ましい。
アニメ調に振ると、
一気に好みが分かれます。
でも植物擬人化として考えると、
もう少しキャラクター性も出したい。
一般受け。
自分の好み。
作品としての方向性。
全部がせめぎ合っています。
まさかビカクシダの板付けで、
顔の方向性に悩むとは思いませんでした。
園芸とは。
今回の学び
今回やってみて感じたことは、
植物に合わせた立体物を作る時は、
見た目だけではなく、
管理性を考えないといけないということです。
ビカクシダは生きています。
水をやる。
乾く。
通気する。
成長する。
板の裏も蒸れないようにしたい。
固定も必要。
将来、貯水葉が展開した時にどうなるかも考えたい。
つまり、
ただ飾ればいいわけではありません。
植物がちゃんと生きていける構造でないと意味がありません。
今回、背面に大穴を開けて通気を確保したのは、
かなり大事なポイントだったと思います。
見た目のためのオブジェクトでありつつ、
植物のための土台でもある。
このバランスが難しくて、
そして面白いです。
まとめ
オブジェクト作成のために購入した Willinckii Jade Girl を、
ついに板付けしました。
使ったのは、
@88th_platycerium_arsenal さんの板。
テグスを巻きやすいネジ、
背面通気のためのハニカム構造など、
ビカクシダのための工夫が詰まった板です。
この板に合わせて、
以前作ったビカク擬人化をベースに、
壁掛け用オブジェクトを作成。
背中に板が収まるように六角形のくぼみを作り、
固定用の穴を4か所開け、
ハニカム構造の通気を妨げないように大穴も開けました。
最初はパーツをまとめて印刷しようとして失敗。
重みに耐えきれず、サポート材から落ちました。
その後、1枚ずつ3回に分けて印刷したところ成功。
4枚まとめた時は16時間でしたが、
分けると3時間×3回で9時間。
結果的に、分けた方が早くて安全でした。
印刷後は4分割したパーツを接着し、
初めての板付けにも挑戦。
水苔は思ったようにこんもり丸くできず、
完成度には課題が残りましたが、
88さん板、
Willinckii Jade Girl、
擬人化オブジェクトが合体して、
ひとまず形になりました。
今後の課題は、
接着方法。
塗装。
顔の方向性。
そして植物が成長した時にどう見えるか。
まだまだ完成ではありません。
でも、
頭の中にあったものが現実に出てきた。
それだけでかなりうれしいです。
植物を育てるだけではなく、
植物に合わせた世界観を作る。
ビカクシダ×擬人化×3Dプリンター。
これはかなり危険な沼です。
でも、前途多難なものほど、
なぜか楽しい。
次はもっときれいに、
もっと管理しやすく、
もっと「これだ」と思える形に近づけていきたいと思います。🌿🖨️
課題
・パーツを接着する方法(レジンパテか88さんに教えていただいた耐候性接着剤を検討)
・塗装をどうするか。。。(エアブラシも買ってあるけど。。。)ココはプロの @yoheygonji 先生に相談するしかない!!
・顔をもう少しアニメ調にしたいが一般受けしにくそう。。。どうするか。。。
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