ストルマリア・ヴィローサ発根管理(Strumaria villosa)

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— 毛深き冬型球根との初接触 —

ストルマリア属の中でも、とにかく“毛がすごい”ことで知られる
Strumaria villosa(ストルマリア・ヴィローサ) をお迎えしました。
見た瞬間「葉っぱに毛が……!」と思わず声が出たほど。

ビローンと伸びる細葉に、長い白毛・銀毛が密生。
冬の乾いた空気の中で、光を反射してふわっと輝く姿が独特です。

今回は 初チャレンジ ということで、慎重に発根準備から開始しました。

ホルモン処理(発根スイッチ入れ)

球根を少しだけ湿らせて、
ルートン+ベンレートの混合粉体を軽く塗布。
そのまま一晩置いて“染み込ませる”作戦。

繊細な根を傷めないため、湿らせ過ぎない・粉を盛らないのがポイント。

植え込み

思ったより球根が小さかったので、今回は寄せ植えで。

用土は

用土は

  • 赤玉土(微粒)9割
  • ひゅうが土
  • マグァンプK
    をブレンドして排水性・通気性を確保。

ピンセットで深めの穴を開け、

根を傷つけないよう、そっと球根を落とし込むように配置します。

こんな感じに。

その上から化粧砂で景色作り

黒砂で“島”、白砂で“水の流れ”。

匙で砂を調整して

石を乗せてバランスを整え、
今回は ミニ侘タット 仕様のStrumaria寄せ景色が完成しました。

……植えてから1週間。

全体的には元気なのですが、
1苗深く埋めすぎて行方不明(泣)
発芽すれば地表に出てくるはず。信じて待ちます。

あと情報調査

🌿 Strumaria villosa(ストルマリア・ヴィローサ)とは?

分類・基本データ

  • :ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
  • :Strumaria
  • 生育型:完全冬型球根植物(秋に芽吹き → 冬に成長 → 春~夏に休眠)
  • 原産地:南アフリカの北ケープ(Northern Cape)中心
    特に **Namaqualand(ナマクアランド)**の乾燥地帯。

〔冬雨地域の“冷涼で湿る冬・灼熱で乾燥する夏”という典型的ケープ気候です〕


🌵 ▶ どんな姿?特徴は?(ポイント多い)

1. ふわふわの“長い毛”が葉に密生(villosa=毛深い)

種小名 villosa は “毛むくじゃら・毛が多い” の意味。

→ 葉表全面に 長い白毛・銀毛がモフッと生える
これは:

  • 朝露を集めて吸水
  • 強烈日射の反射
  • 蒸散を抑える断熱層
    …という乾燥地の生き残り機構。

(海外資料:SANBI PlantZAfrica


2. “クルッとカールする”細葉が独特

葉は細くてリボン状。
しかも生育条件によって クルッと巻く(環境適応)。


3. 花は秋の終わり〜初冬、星形でめちゃ繊細

小さな花が10~20個まとまって咲く。
色は 淡クリーム〜淡桃色

花序は細く、見た目は幽玄。


4. 球根は深植え推奨

Strumaria は球根の首だけ少し地上に出ることもあるけど、
基本は砂に埋まって風と乾燥から守られるスタイル


🌡 ▶ 自然環境

  • 降水:冬だけ(冬雨)
  • 夏:灼熱で乾燥 → 完全休眠
  • 冬:寒くても湿る → 活動開始
  • 土壌:砂利・花崗岩質・超排水
  • 風:強風常習

つまり、

「夏は絶対に動かない。冬だけ本気。
乾燥と強光の鬼畜環境で毛を生やして生きる。」

この属性は**擬人化で“真冬覚醒型モフモフ少女”**になるやつ。


🔍 ▶ 栽培注意点(海外の核心情報)

◎ とにかく“過湿→即死”

Strumaria は Amaryllidaceae の中でも
湿気NGランキング上位(PBSでも repeated comment)。

◎ 夏の水やり禁止(完全断水)

夏に水が入ると球根が腐りやすい。

◎ 冬は湿り気が必要だが、通気最重要

「風 × 排水 × 乾燥時間」が命綱。

◎ 球根は“動かさない”

根が繊細で、植え替え時に折れると失速する。


📚 ▶ うんちくまとめ(植物好き向け)

🟣 ① “毛で水を飲む植物”

Strumaria villosa の毛は空気中の微細な水滴を吸着して表皮に流す機能があると植物学論文に記載(吸水補助)。

🟣 ② “ナマクアランド花火団”の小型メンバー

Namaqualand では冬にアマリリス科が一斉に咲く“花の絨毯”が名物。
その中のかなりレア枠・地味枠がStrumaria属。

🟣 ③ 球根の休眠スイッチは“地温”

夏は地表温度が50℃以上になるので、
熱ショック → 休眠ホルモンMAXで絶対に動かない。

🟣 ④ 花序は昆虫の“集客設計”になっている

細い花柄で全方向に揺れることで、昼風で花粉の匂いを散らす仕組み。

🟣 ⑤ villosa は Strumaria属の中でも特に“毛量が多い”

Strumaria tenella など他種はほぼ無毛。
ヴィローサ=“毛の魔王”枠。

擬人化したら……
真冬だけ覚醒するモフモフ系ケモノになるのは必然ですね(笑)。

ということで作ってみました

  • “villosa”=毛深い、細毛に覆われた という意味
  • 葉の縁に細かい毛があり、光に当てるとふわっと輝く
  • 南アフリカ冬型、乾燥・寒風に強く、夏は完全に姿を消して休眠
  • 花は白〜薄ピンクの星形が束になり、放射状にまとまって咲く
  • 開花期は短いがインパクトが強い
  • 地面すれすれに葉を広げ、低姿勢の忍者みたいに生きている
  • 群生すると “モフの輪” に見える

これをキャラに翻訳すると――
野性・白い毛並み・寒風に強い・普段潜伏・開花期だけ輝く
→ 完全に「ワイルド系ツンデレ狼娘」。

「暑いの、無理。
夏は寝てるから……用があるなら冬にして。
べ、別にあんたに会いたいから起きてるんじゃないけど!」

「触りたいの?
……まあ、この毛並みは自慢よ。
風に撫でられると気持ちいいんだから。」

「気づかなかった?
わたし、ふつうは地面の影に潜むの。
余計な光と騒ぎは嫌いなのよ。」

「乾いた風……いいわね。落ち着くわ。
湿気? 最悪。
毛がへたるのよ、こう、ふにゃって。」

「低い場所が落ち着くのよ」

「影がいい感じね」

「上から来ないで。驚くでしょ」

「毛、逆立つからやめて」

「潜りたくなってきた……」

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