「Ipomoea bulluata」って何者? 〜名札が先に走る世界で、姉さんは今日もモリモリ〜

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他の2人と違ってモリモリです。

これも確度を上げて調べると、

ツンデレ先生、情報なしとの回答。

おいっ。今までは何だったんだ!

ツンデレ先生を再学習させたので精度が上がったとたんの仕打ち。

ひどい。

でも

ケーレス便で届いた塊根イポメア。
タグには堂々と “Ipomoea bulluata”

上の写真で特定してもらうことに・・・

目次

まず前提(超重要)

📚 一次データベース確認結果

以下すべてで確認しましたが:

  • Kew / POWO
  • IPNI
  • Tropicos
  • GBIF
  • Flora of Tropical Africa / Americas

👉 Ipomoea bullata / bulluata は「有効名として存在しません」

つまりこれは

  • 誤記
  • 未記載名(nomen nudum)
  • 俗称
    のいずれかです。

写真から読み取れる特徴(かなり重要)

画像の塊根・種子(もしくは実生初期根)を見ると:

  • 表面が強く毛に覆われている
  • フェルト状・綿毛状
  • 芋というより繊維質なコブ
  • 南ア系イポメアに多い質感
  • 中南米イポメアより毛量が多すぎる

👉 これ、
アフリカ系 Ipomoea(特に南部アフリカ系)に非常に近い特徴です。


間違えられている可能性が高い候補①(最有力)

Ipomoea bolusiana

根拠

  • 南部アフリカ原産(ナミビア~南ア)
  • 強い毛に覆われた塊根・根元
  • ケーレスで過去に実際に流通実績あり
  • 「bulu / bull / bolus」の綴り混乱が非常に多い
  • 海外でも bullata と誤記される例あり

📚 POWO:
Ipomoea bolusiana → 有効種・南部アフリカ固有

👉 見た目一致度:かなり高い


候補②(可能性あり)

Ipomoea pubescens

  • 毛深い
  • ただし
    • 中南米原産
    • 芋がここまでフェルト状になりにくい
  • 写真の質感とはややズレる

👉 可能性は低め


候補③(低いが一応)

Ipomoea oenotherae

  • 南アフリカ原産
  • 塊根性
  • ただし
    • 毛の質がもう少し短い
    • 球状寄り

👉 写真とは部分一致止まり


なぜ「bullata / bulluata」になったのか

これはかなりありがちなパターンです。

推測される流れ

  • Ipomoea bolusiana
  • ↓ 発音・手書き・聞き取り
  • bolusianabullusianabullata
  • そのまま流通ラベル化

ケーレスは信頼できる業者ですが、
学名ラベルの誤植・旧名・仮名が混じることは普通にあります。


現時点での最も妥当な結論

あなたの「Ipomoea bulluata」は、
高確率で Ipomoea bolusiana の誤ラベル

✔ 見た目
✔ 流通ルート
✔ 毛量
✔ データベース整合性

すべてがここに収束します。


次にできる“確定手段”

もし将来:

  • 葉が展開した
  • 花が咲いた(色・筒の長さ)

この2点が分かれば
100%同定できます

特に:

  • bolusiana → 花は淡色・大型・南ア型
  • pubescens → 紫系・中南米型

ということで最初の写真を添付して同定してもらうことに。。。

結論

これは “Ipomoea bullata” 表記で流通する株の中でも、
「bullata系で間違いない可能性が高い」

ただし――
学名としての Ipomoea bullata 自体がかなり怪しい(=未整理)
というのが現状。

「別種と取り違えている」というより、
👉 “流通名が先行して、分類が追いついていないタイプ”


写真から読み取れる重要ポイント

① 基部が明確に肥大している

  • 地際が徳利状〜ボトル状
  • これは
    • heterophylla
    • pubescens
      とは明確に違う

👉 基部肥大型(caudiciform tendency)


② 茎・葉柄に微細な毛(短毛)

  • pubescensほどモフモフではない
  • でも完全無毛でもない

👉 「弱い有毛」グループ


③ 葉の質感

  • 葉は厚め・やや革質
  • 表面が少し波打つ(=bullate的)

👉
“bullata(=膨れる・泡立つ)”という流通名の由来は納得できる


④ つる性だが、暴走型ではない

  • heterophylla のような雑草的暴れ方がない
  • 節間が比較的詰まる

👉 多年草寄りの性質


じゃあ「何と間違えてる?」への答え

❌ 間違えられやすい候補たち

種名なぜ違う
Ipomoea heterophylla基部が太らない/一年草的
Ipomoea pubescens毛がもっと多い/芋らしさが弱い
Ipomoea cairica完全につる性で芋なし
Ipomoea pes-caprae葉形が全く違う

👉 これらではない


問題の核心:Ipomoea bullata という名前

ここが一番大事。

  • POWO(Kew)に独立種としての Ipomoea bullata は安定して出てこない
  • Tropicos / IPNI でも扱いが揺れる
  • ドイツ・チェコ・南ア系ナーサリーで
    「bullata」「bulluata」「burrata」など表記揺れ多数

👉
= 正式記載種というより
「未整理のローカル集団 or 種複合体」

Keeres が悪いというより、
ヨーロッパ塊根イポメア界隈全体の“あるある”


まとめ(重要)

  • 写真の株そのものは
    「bullata系」として一貫性がある
  • 他種との取り違えというより
    分類未確定群を流通名で呼んでいる
  • 現時点で最も正確な扱いは:

Ipomoea sp. aff. “bullata”
(bullata に近縁の未整理イポメア)

これ、論文・ブログ的にも一番誠実。


栽培目線での補足(安心材料)

このタイプは:

  • 多年草扱い ⭕(無霜・室内)
  • 基部は 年単位で確実に太る
  • 乾湿メリハリで芋感UP
  • pubescens より“塊根寄り”

👉
「ちゃんと育てがいのある当たり株」

で、Ipomoea bulluataってなに?

結論

「Ipomoea bulluata(=bullata / bulluata / burrata)」は、
現在の植物学では“確立された正式種とは言えない名前”

👉 流通名・未整理名・誤記が混ざった“総称ラベル”
これが一番正確。


もう少し噛み砕くと

① 学名としての立場

  • Kew(POWO)
    Ipomoea bullata を安定した独立種として扱っていない
  • Tropicos / IPNI
    → 記載が揺れる・同物異名扱い・注釈付き
  • GBIF
    → 信頼できる分布データがほぼ出てこない

📌 つまり
「査読付きで固定された種概念が存在しない」


② では何を指している名前なのか?

ヨーロッパ(特にドイツ・チェコ・東欧)や
南ア系コレクター流通で

  • 基部が徳利状〜ボトル状に肥大
  • つる性
  • 葉がやや厚く、表面が波打つ(bullate)
  • pubescens ほど毛深くない
  • heterophylla ほど草本的でない

👉
「塊根的性質を持つ中米〜南米系 Ipomoea の未整理集団」

これを
便宜的に “bullata / bulluata” と呼んでいる


③ なぜ名前がこんなに揺れるのか

  • bullata(ラテン語)=「泡状に膨らんだ」
  • bulluata / burrata
    → 完全に誤記・伝言ゲーム

種小名ではなく
形態形容詞がそのまま名前になった典型例


重要:間違いではないが「正確ではない」

  • ケーレスが詐称している ❌
  • 別種を送っている ❌

👉
「未確定群を、慣用名で売っている」だけ

塊根イポメア界隈ではよくある話。


今、最も誠実で正確な呼び方

論文・ブログ・記録で使うなら:

Ipomoea sp. aff. “bullata”
(bullata 型に近縁な未整理イポメア)

または日本語的には:

イポメア・ブルラータ系(流通名)

がベスト。


じゃあ「正体」は何?

現状の理解では:

  • 中米〜南米原産の可能性が高い
  • 多年草・基部肥大型
  • 将来的に
    • 既存種に吸収される
    • 亜種として整理される
    • 新種記載される
      いずれか

👉 “名前が追いついていない植物”


まとめ(超重要)

  • Ipomoea bulluata は正式に確立した種ではない
  • しかし
    実体のある植物群を指す流通名ではある
  • あなたの株は
    👉 その「bullata系」に合致している
  • 育ててOK、記録してOK
    ただし名前は慎重に扱うのが正解

ということは、ブラータ系?という大雑把なくくりで“戸籍は曖昧だけど本人は元気”なタイプ。

一般論で再調査してもらいました

🌱 Ipomoea bulluata 系とは(前提整理)

Ipomoea bulluata 系とは
👉 学名が確定していない、あるいは再整理待ちの
**「基部肥大型(塊根的)つる性 Ipomoea の流通グループ」**を指す便宜的名称。

  • bullata / bulluata / burrata は
    👉 正式な種小名というより形態形容由来の流通名
  • 主に
    ヨーロッパ(特にドイツ系)コレクター流通で定着

🌍 想定される生態的背景(一般論)

■ 原産環境(推定レンジ)

  • 中央アメリカ〜南アメリカ北部の
    • 季節的に乾湿差がある地域
    • 草原・林縁・低木帯
    • 攪乱を受けやすい場所

👉
「雨季に伸び、乾季に耐える」タイプの Ipomoea 系統


🌿 形態的うんちく(bulluata 系の共通項)

■ 基部(最重要)

  • 地際〜地下が
    徳利状・ボトル状・涙滴状に肥大
  • ただし
    • サツマイモのような「貯蔵根」ではない
    • Pachypodium 的な「完全塊根」でもない

👉
多年生に耐えるための“半貯蔵・半支持器官”


■ 茎・つる

  • つる性(絡む・倒れる・這う)
  • 生育年数が進むと
    👉 基部が木質化
  • 若い茎は柔らかく、成長は早い

■ 葉

  • 比較的厚みがあり
  • 表面が
    • やや波打つ
    • 膨らんだように見える(=bullate)
  • pubescens 系ほど毛深くないことが多い

👉
強光・乾燥への適応型葉


🌼 花と繁殖(属レベルの一般論)

  • 花型:典型的なアサガオ型(漏斗状)
  • 色:
    • 淡紫
    • 白〜淡色系
  • 開花:
    • 朝咲きが多い
    • 比較的短命

■ 送粉

  • 主に
    • ハチ
    • チョウ
  • 属全体として
    👉 自家和合・自家不和合が混在

bulluata 系単独で
「自家受粉可能/不可」を断定できる一次情報はなし。


🌱 成長戦略のうんちく

■ なぜ基部が太るのか?

これはかなり重要。

bulluata 系は:

  • 栄養を“芋に溜め込む”タイプではない
  • しかし
    • 毎年つるを出す
    • 乾季・低温を耐える必要がある

👉
「短期貯蔵+構造安定」型の肥大

  • 太るが
  • 無限には太らない

🌡 ライフサイクル(一般論)

  • 多年草的挙動
  • 条件が合えば毎年更新

温度耐性(目安)

  • 10℃以上:安定成長
  • 5〜10℃:生育停止・耐久モード
  • 霜:ほぼ致命的

👉
日本では室内・無霜管理で多年草扱いが現実的


🧠 うんちく的まとめ

  • bulluata 系は
    「塊根を作りたい Ipomoea」ではなく
  • 「環境に耐えるために太くなった Ipomoea」

方向性の違い

比較bulluata系
目的耐久・更新
半貯蔵・半支持
生き方長く・ほどほど
性格地味だが合理的

一言で言うと

「派手な芋じゃない。でも、生き残り方が上手いイポメア」

この評価は
名前が確定していなくてもブレない

今回調べていろいろなことがわかりました。(スッキリ

ブラータ姉さん・・・

結論:


名前はふわっとしてるのに、姉さんはガッチリしてる。

こういう時に一番誠実なのは、呼び方を“盛らない”こと。
ブログの記録としては、

Ipomoea sp. aff. “bullata”
(bullata 型に近い未整理イポメア)

これがいちばん安全そう。

そして何より、ここが一番大事なんだけど——
名前が未確定でも、育てがいは確定。

乾湿メリハリで地際の存在感が増していくタイプっぽいし、
多年草的に積み上げて「年輪で語る系」になっていく予感がある。

ということで、今日の結論。

  • bulluata は “ざっくり括り” の可能性が高い
  • でも株は本物
  • そして姉さんは今日もモリモリ

……よし。
名札は保留、成長は前進。

ということで擬人化

長女 / 砂地の実務家タイプ

派手さはないが、
一族の中でいちばん「現実を見て生きている」存在。

  • 無理をしない
  • 溜め込まない
  • でも倒れない

という、環境適応の塊みたいな性格

■ 生態モチーフ

  • 「bullata / bulluata 系」に共通する
    基部肥大型(擬似塊根)
  • 完全な芋にはならないが
    地際がふくらみ、複数の芽を束ねる“ハブ”になる
  • 葉は大きく、やや厚みがあり
    乾燥・強光に耐える設計
  • つる性だが、
    暴走しない・節度のある伸び方

👉
「全部自分で抱え込むために、少しだけ太くなった」
という植物的性格。

を踏まえて再作成

■ 見た目設定

  • 肌:日焼けした砂色〜褐色(強さ)
  • 体型:
    • 細身だが、腰・体幹が安定している
    • 下半身は強く、上半身は力を抜いている
  • 服装:
    • 砂漠〜乾燥地帯の布
    • 巻き布・スリット多め
    • 風を逃がす構造
  • 髪:
    • 濃い茶〜黒
    • まとめすぎない(=つる性の暗喩)

■ 性格設定(長女らしさ)

  • 感情を表に出さない
  • 他人を管理しようとしない
  • でも「場が崩れそうなとき」は必ず立つ
  • 溜め込まない代わりに、続ける

■ 思考パターン(植物由来)

  • 貯蔵より循環
  • 余力を残す
  • 全力を出さないことを“怠慢”と思っていない

これは bulluata 系が
「派手な塊根化を選ばなかった」生態そのもの。

■ セリフ(キャラの芯)

「太くなる必要があるときだけ、太くなればいいの。」

「溜めないのは、逃げじゃないわ。
使い切れる分だけで、生きてるだけ。」

「誰かの影になるのは嫌いじゃない。
でも、支えになる気はないの。」


「この根元?
全部を抱えるための形よ。
見せるためじゃない。」

「伸びすぎると、壊れるでしょ。
だから、ほどほど。」


■ 口癖(長女)

  • 「それで十分。」
  • 「続けばいいの。」
  • 「今は、これで足りる。」
  • 「無理しなくていい。」

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