種を入手したので
南アフリカ原産、アヤメ科の希少球根植物
Syringodea longituba(シリンゴデア・ロンギチューバ) の播種を行いました。
名前のとおり、花筒(tube)が非常に長い特徴的な花を咲かせる種で、国内では流通が少なく、実生情報も限られています。
そのため、今回の播種は半分研究、半分実験のつもりで管理を始めました。




播種方法について考えたこと
販売者の方から播種方法を教えていただき、基本的には他の冬型アヤメ科と同様で問題なさそう、という認識でした。
念のためツンデレ先生にも確認したところ
🌱Syringodea longituba の播種方法(一次情報を元に確実に言える範囲)
まず大前提として:
🔍Syringodea 属の“発芽方法を直接書いた一次資料は存在しない。
(※ Iridaceae の一般的な栽培資料から逆算するしかない)
そのため、以下の情報源を確実に確認できた一次データとして使用する:
📚 🔹 一次ソース(属・科レベルで信頼性が高いもの)
① SANBI(南アフリカ国立生物多様性
これは
- 「冬に生育するアヤメ科の植物のほとんどは、秋に水はけのよい用土に蒔き、やや湿らせておくと、最もよく発芽します。」
(秋に播種・
👉 出典:SANBI PlantZAfrica (Iridaceae 各種のページ共通記述)
② パシフィックバルブ協会(PBS)
Iridaceae 冬型種(Moraea・Babiana・Gladiolus など)に共通:
- 「秋に種を蒔き、土を均一に湿らせておきますが、決して濡らさないようにしてください。」
(秋に- “Soaking is not recommended for many South African Iridaceae.”
(南アフリカ産 Iridaceae の多くは種子の浸漬を推奨しない)
👉 アウト③ 学術論文(Iridaceae の種皮特性)
Iridaceae 種子は吸水が速く、生理的休眠が小さい:
- “Iridaceae seeds lack deep dormancy and germinate readily under cool moist conditions.”
(イリス科種子は深い休眠が無く、涼しく湿った条件で普通に発芽する)
👉 出典:Baskin & Baskin 2014 – 種子:④ 発芽までの管理
✔ 温度: 15~20℃
✔ 乾燥湿り気は保つが、決して濡らさない
✔ 風通し良く → カビ予防
✔ 明るい日陰〜弱光
ということで、浸漬はNGとのこと。。。。
うむーーー。
今回の判断(折衷案)
完全非浸漬にするか少し悩みましたが、
今回はリスクを抑えた折衷案として、
- メネデール+ベンレートT
- 約3時間のみ浸漬
という形に変更しました。
浸漬
メネデール+ベンレートTに3時間ほど浸漬。


播種
今回は種が小さいので、表土に、赤玉三本線の細粒を敷きました。


種を取り出して


播種


どこに蒔いたかもうわかりません。
保湿のためにクリアファイルをかぶせて発芽を待ちたいと思います。


そうそう
南アフリカ球根植物好きには定番の
ケープバルブの書籍を @1732miolf さんに教えていただいて早速購入
種類ごとに分かれていて、眺めているだけでも楽しい本でした。おすすめです。
もう少し、種類ごとに育て方について詳しく書かれていればもっとよかったと思います。
発芽するかどうか、
そして発芽後にどんなクセが出るのか。
引き続き、記録を取りながら経過観察していきます。
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