何度も失敗した種が、ついに動き出しました
とうとうこの日が来ました。
念願のジャルカエンシス発芽です。


これはうれしい。
本当にうれしい。
いままで何度も失敗してきたので、感無量です。
播いても出ない。
管理を変えても出ない。
温度を考えても出ない。
冷蔵庫に入れても出ない。
水を与えても出ない。
こちらとしては、できることをいろいろ試してきました。
でも出ない。
植物趣味をしていると、たまにこういう相手がいます。
こちらの努力を、涼しい顔で受け流してくるタイプです。
「まだその時ではありません」
みたいな顔をしています。
顔はないのですが。
でも今回は、ついに出ました。
小さな緑。
小さな発芽。
でもこちらの気持ちとしては、大事件です。


きっかけは @huger__huger さん
最初にジャルカエンシスの発芽苗を見たのは、Instagramでお世話になっている
@huger__huger さんの苗でした。
五反田BBで実生苗をお裾分けいただいた時のことです。
あの時、
「え、これ発芽するんだ」
と思いました。
いや、発芽する植物なのだから当たり前なのですが、自分では何度も失敗していたので、実際に発芽苗を見る衝撃はかなり大きかったです。
存在している。
本当に発芽している。
都市伝説ではなかった。
そこから、いろいろ教えていただきました。
播種時期のこと。
採れてすぐ蒔いた時のこと。
秋頃に発芽したこと。
そして今回の発芽に至るまで、いろいろ相談させていただきました。
本当にありがとうございます。
植物趣味は一人でやっているようで、全然一人ではありません。
誰かの失敗。
誰かの成功。
誰かの一言。
それが、次の発芽につながることがあります。
今回のジャルカエンシスは、まさにそれでした。


後熟型ではないか、という仮説
今回、一番大きなポイントは、
「後熟型ではないか」
という仮説です。
@huger__huger さんによると、昨年、採れてすぐ蒔いても出ず、秋頃に発芽したとのこと。
そこから考えると、採種直後の種子は、見た目には完成していても、内部ではまだ発芽準備が整っていない可能性があります。
つまり、外側は種。
でも中身はまだ準備中。
植物界の、
「外箱は届いたけど、中身の設定がまだ終わっていません」
状態です。
こちらがどれだけ腰水管理で維持していても、
温度を下げても、
丁寧に管理しても、
種子側がまだ発芽できる状態になっていなければ動かない。
そんな印象を受けました。
もちろん、これは現段階では仮説です。
絶対に後熟型だ、と断定できるほどのデータがあるわけではありません。
ただ、今回の経験からはかなりそれっぽい。
少なくとも、自分の中ではかなり納得感があります。


冷蔵庫管理でも発芽しなかった
ここからは私の実験結果です。
同じ種を冷蔵庫に入れて冷温湿潤管理をしても、発芽しませんでした。
この結果から考えると、単純に


「低温に当てればよい」
という話ではなさそうです。
冷やせば発芽スイッチが入る。
というより、
種子が熟す時間そのものが必要なのかもしれません。
つまり、
水分でもない。
温度だけでもない。
冷蔵処理だけでもない。
まず種子側の準備が整っているか。
そこが大事なのではないかと思っています。
種が熟すまでは、どれだけ水を与えても、気温を下げても、発芽は難しいのかもしれません。
植物側からすると、
「いや、まだ寝かせてください」
という状態だったのかもしれません。
こちらは毎日見ています。
まだですか。
まだですか。
そろそろですか。
植物は無言です。
そしてある日、急に出ます。
本当にずるい。
でもうれしい。
採種直後でも発芽例はある
ただし、ここで注意したいのは、採種直後に発芽した例もあるということです。
なので、
「採ってすぐ蒔いても絶対に出ない」
とは言えません。
植物は例外を出してきます。
こちらが仮説を立てた瞬間、
「でも私は出ました」
という個体が出てくる。
植物あるあるです。
おそらく、採種直後でも発芽する種はある。
ただし、確率的には、ある程度時間を置いて後熟させた方が発芽しやすい可能性がある。
今のところは、そんな印象です。
このあたりは、今後も複数回試していきたいところです。
採種直後。
数週間後。
数か月後。
冷蔵。
常温。
湿度。
温度。
条件を分けて比較できれば、かなり面白いデータになりそうです。
ただし、そこまでやろうとすると、また種が必要になります。
そして置き場所も必要になります。
植物実験は、いつも最終的に置き場所問題へ帰ってきます。
発芽の瞬間はやっぱり最高
それにしても、発芽の瞬間はやっぱり最高です。
特に、何度も失敗していた植物ほど、発芽した時の喜びが大きいです。
簡単に出る種も楽しいです。
でも、出なかった種が出た時の喜びは別格です。
「あ、やっと会えた」
という感じです。
ジャルカエンシス。
ようやく動きました。
写真で見ると小さな変化かもしれません。
でも自分にとってはかなり大きな変化です。
小さな緑。
小さな発芽。
でも、何度も失敗した時間があるからこそ、この小さな動きがものすごく大きく見えます。
植物趣味は、こういう瞬間のために続けているのかもしれません。
発芽はゴールではなく予選通過
とはいえ、発芽したからといって安心はできません。


発芽はゴールではありません。
予選通過です。
ここからがまた大事です。
小さな芽を乾かさない。
蒸らしすぎない。
急に環境を変えない。
強光に当てすぎない。
カビを出さない。
そして人間が余計なことをしない。
最後が一番難しいです。
見たい。
触りたい。
写真を撮りたい。
向きを直したい。
でも、今はまず見守る時期です。
せっかく出た芽を、こちらの好奇心で弱らせてはいけません。
植物栽培で一番難しい作業は、何もしないことです。
今回もまた、それを試されています。
今回の学び
今回のジャルカエンシス発芽で学んだことは、かなり大きいです。
まず、採種直後に出ないからといって、すぐに失敗と決めつけないこと。
次に、冷蔵や水分だけではなく、種子が熟す時間そのものが重要かもしれないこと。
そして、誰かの観察記録や実生経験はとても大事だということ。
自分一人なら、また同じ失敗を繰り返していたかもしれません。
でも、実際に発芽させた方の話を聞き、時期や管理のヒントをもらい、そこから自分でも試すことで、今回ようやく発芽にたどり着きました。
植物趣味は、観察と記録と共有の積み重ねです。
誰かの記録が、自分の次の一粒を助ける。
そして自分の記録も、いつか誰かの参考になるかもしれません。
そう思うと、失敗も含めて残しておく意味があります。
まとめ
念願のジャルカエンシスが発芽しました。


これまで何度も失敗してきたので、本当に感無量です。
最初に発芽苗を見せていただき、さらにいろいろ教えてくださった
@huger__huger さんには本当に感謝です。
採れてすぐ蒔いても出ず、秋頃に発芽したという話。
そして今回の自分の結果。
同じ種を冷蔵庫に入れても発芽しなかったこと。
これらを踏まえると、ジャルカエンシスは後熟が関係している可能性がかなりありそうです。
種が熟すまでは、水を与えても、気温を下げても、なかなか発芽しないのかもしれません。
ただし、採種直後に発芽した例もあるので、絶対ではありません。
今のところは、
採種直後でも出ることはある。
でも、ある程度時間を置いた方が発芽しやすい可能性がある。
という印象です。
とにかく、うれしい。
本当にうれしい。
何度も失敗した種が、ついに動き出しました。
ジャルカエンシス発芽。
今日はかなり特別な日です。🌱
いままで、何度も失敗していたので、感無量です。


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