― 1属1種の変わり者、我が家へ ―
平塚サボテンクラブで譲っていただいたサボテン。
今回の主役は、
👉 オルテゴカクタス・マクドガリー
(Ortegocactus macdougallii)


です。
名前は聞いたことがありました。
でも実物を育てるのは初めて。
ということで、
いつものように調査開始です。
調べれば調べるほど、
なかなかクセの強いサボテンでした。
まず名前から面白い。
属名の Ortegocactus は、
発見に関わったオルテガ家への献名。
種小名の macdougallii は、
発見者 Thomas Baillie MacDougall 氏への献名です。
つまり、
👉 オルテガ家 + マクドガルさん
という、
発見に関わった人たちの名前がダブルで入っているサボテン。
植物の学名って、
たまに歴史書みたいで面白いです。
そしてさらに面白いのが、
👉 1属1種
ということ。
昔からオルテゴカクタス属には、
このマクドガリーしかいません。
植物界には数十種、数百種いる属もあります。
そんな中、
「属を代表するのも俺」
「属に所属しているのも俺」
という、
ぼっちの頂点みたいな存在です。
完全にオンリーワン。
自生地もなかなか特殊です。
メキシコ・オアハカ州。
石灰岩質の急斜面。
標高は約2000m前後。
木も少ない。
風が吹く。
乾燥する。
でも真夏の日本みたいな蒸し暑さはない。
WeatherSparkで気候を確認してみると、


最低気温はおおよそ8℃前後。
最高気温は27℃前後。
かなり快適。
人間も住みたい。
むしろ私が引っ越したい。
そんな環境です。
つまり、
日本の問題は寒さよりも、
👉 蒸れ
かもしれません。
ここは少し意識して育てたいところ。
そして見た目。
これがまた良い。
ライムグリーン。
灰緑色。
黒っぽい刺。
なんというか、
サボテン界の配色担当が本気を出した感じです。
個人的には、
なかなか癖になる色です。
異論は認めます。
でもかわいい。
しかも古株になると、
赤錆色の斑点が出ることもあるそうです。
最初は病気かと思うような模様。
でも自生地では、
石灰岩や地衣類の色に紛れるための特徴とも言われています。
つまり、
👉 擬態
です。
小さいくせにやることが渋い。
そんなマクドガリー。
我が家にも少し慣れてきたので、
植え替えをすることにしました。
まずは抜いてみる。
毎回緊張する瞬間です。
すると、


根。
しっかり。
かなりしっかり。
安心。
植物好きは花より根で喜ぶことがあります。
一般の人からすると、
少し理解が難しい世界です。
「咲いた!」
より、
「根が良い!!」
の方が盛り上がることもあります。
園芸民あるある。
そして今回選んだ鉢は、
いつもお世話になっている
@terrace_cotta さん
@terrace_cotta_p さんの
terra素cotta鉢。
最近、
乾燥を好む植物を見ると、
つい手が伸びてしまいます。
通気性。
排水性。
乾きやすさ。
そして植物を邪魔しない色。
今回のマクドガリーにも相性が良さそうです。
植え込み開始。
位置を調整。
向きを調整。
少し回す。
また回す。
さらに回す。
・・・。
完成


置いた瞬間、
思いました。
👉 あ、これ好きだ。
ライムグリーンの肌。
黒い刺。
落ち着いたグレーの鉢。
全体の雰囲気がまとまっています。
派手じゃない。
でも目を引く。
まさにマクドガリーらしい感じ。
改めて眺めると、
1属1種というのも納得です。
なんだか他のサボテンとは少し違う。
群生した姿も見てみたい。
黄色い花も見てみたい。
いつか実生もしてみたい。
夢だけは広がります。
とりあえず今は、
植え替えたばかりのマクドガリーを
「お前、1属1種の変わり者で、思った以上にかっこいいな」
と眺めています🌵






















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