前回8粒全滅からの、まさかの全員順調コース
7粒購入したホリダス種子のその後です。
前回、ホリダス8粒は全滅しました。
播く。
待つ。
見る。
何も出ない。
また見る。
やっぱり出ない。
最後はカビに侵食。
かなり悲しい結果でした。
そこから再チャレンジ。
今回は7粒を段階的に購入して、播種日ごとにナンバリングして管理しています。
結果から言うと、
かなり順調です。
前回の全滅は何だったのか。
いや、あれがあったから今があります。
そう思わないとやっていられません。
初発 No.0(8月30日播種組)
まずは初発のNo.0。
8月30日に播種した株です。
そして本日10月4日。
播種から35日目。
ついにフラッシュを確認できました。


これはうれしい。
本当にうれしいです。
ホリダスは、エンセファラルトス属のソテツ類。
サボテンでも多肉植物でもなく、裸子植物の仲間です。
発芽してすぐに「はい、葉が出ました」という感じではなく、まず根を作り、じわじわ動き、ようやく葉の動きが見えてくるタイプ。
なので、フラッシュ確認はかなり大きいです。
地下で根を作っていた時間が、ようやく地上部の動きとして見えてきた感じです。
植物趣味は、見えないところで起きていることを信じる趣味です。
でも、やっぱり見えるとうれしい。
信じていても、見えるとうれしい。
次発 No.1 No.2 No.3(9月13日播種組)
次は9月13日に播種した3粒です。
No.1、No.2、No.3。
この組は、それぞれ動き方に差が出ていて面白いです。
同じように播いたつもりでも、種子ごとにペースが違う。
植物は団体行動が苦手です。
No.1
No.1は、おしりが膨らみ始めました。


ホリダス種子の「おしり」が膨らんでくると、いよいよ動き出す感じがあります。
種子の端が少しずつ張って、割れそうになってくる。
この段階が一番そわそわします。
出るのか。
まだなのか。
今日なのか。
明日なのか。
毎日見ます。
見ても急には変わりません。
でも見ます。
植物趣味とは、昨日とほぼ同じものを今日も確認する趣味です。
No.2
No.2は、あの浮いていた種です。
沈殿試験的にはかなり心配だった種。
浸漬しても沈まず、水面で堂々としていた種です。
正直、かなり不安でした。
「中、入っていますか?」
と聞きたくなるタイプでした。
ところが、進展は一番遅いものの、ようやくおしりが膨らみ始めました。


これは面白いです。
浮いたから絶対にダメ、とは言い切れないのかもしれません。
もちろん、浮く種が怪しいという考え方はあります。
中が傷んでいたり、空洞化していたりする可能性はあります。
でも今回のNo.2を見る限り、少なくとも「浮いたら即終了」と決めつけるのは早いかもしれません。
植物はたまに空気を読みません。
良い意味でも、悪い意味でも。
No.2、ここからの巻き返しに期待です。
No.3
No.3は、根がしっかり緑になっています。
かなり順調そうです。
ただ、鉢が小さいせいか、種が浮き上がりつつあります。


根が伸びて、下へ押し込む力が出てきた結果、種子本体が持ち上がっているようにも見えます。
大きい種子は存在感があるので、少し動くだけでも分かりやすいです。
小さい種子だと、
「これは発芽なのか、ゴミなのか」
となりますが、ホリダスは種が大きいので動きが見えます。
ただし、大きいぶん雑に扱うと根を傷めそうで怖いです。
根を折らない。
これからしばらくの最重要項目です。
次次発 No.4 No.5 No.6(9月16日播種組)
続いて、9月16日に播種した3粒です。
届いたときの様子。


届いた時にナンバリングして、ベンレートとメネデールで一晩浸漬。






今回はNo.6が浮いています。No2.は浮いたままだったので一緒に浸漬。
そして播種しました。
No.4、No.5、No.6。
この組もかなり期待できそうです。
No.4
No.4は、最初に根が出た種です。


その後、本日にはしっかり緑色になってきました。
根がそこまで到達したのか、種が浮き上がっています。


やはりホリダスの種子は、動き出すと力があります。
硬い殻の中から、じわっと生命が押し出されてくる感じ。
古代のカプセルが開くような雰囲気です。
見た目は武骨。
でも出てくる芽は瑞々しい。
このギャップがたまりません。
No.5
No.5は、本日おしりが割れ始めてきました。
もうすぐ根が出そうです。
この「割れ始め」が一番楽しいです。


まだ出ていない。
でも明らかに動いている。
期待してしまう。
写真を拡大してしまう。
何度も確認してしまう。
人間側のテンションだけが先に発芽しています。
No.6
No.6は浮いた種ですが、おしりが膨らんで割れ始めそうです。
こちらもかなり期待できます。
No.6は、No.5の前段くらいでしょうか。


ここから根が出て、伸びて、緑が見えてくるまでが楽しみです。
ただし、この時期に触りすぎるとよくない気がします。
見たい。
触りたい。
向きを直したい。
でも我慢。
植物栽培で一番難しい作業は、何もしないことです。
前回8粒全滅から考えると、かなりうれしい
前回は8粒全滅でした。
それを考えると、今回はかなりうれしいです。
No.0はフラッシュ確認。
No.1はおしりが膨らみ始め。
No.2は浮いていたのに膨らみ始め。
No.3は根が緑。
No.4は根が出て緑化し、種も浮き上がり。
No.5は割れ始め。
No.6も浮いたのに膨らんで割れ始めそう。
全員、何かしら動いています。
これはかなり良い流れです。
もちろん、まだ安心はできません。
発芽はゴールではありません。
予選通過です。
ここから根を伸ばし、最初の葉を出し、夏越しや冬越しをして、少しずつホリダスらしい姿になっていきます。
道のりは長いです。
かなり長いです。
でも、この最初の一歩が見られるだけで十分うれしいです。
発芽のコツが少し見えてきた
今回、ある程度発芽の傾向が分かってきました。
一番大事そうなのは、
温度と湿度の兼ね合い。
これだと思います。
土は、正直かなり幅がありそうです。
もちろん、極端に悪い用土はダメだと思います。
水はけが悪すぎる。
空気が入らない。
カビやすい。
細かすぎてベチャベチャになる。
そういう用土は避けたいです。
でも、今回の印象としては、土の種類そのものよりも、温度と湿度の安定の方が効いているように感じます。
ホリダスのような大きな種子は、乾かしすぎると動きにくい。
でも、蒸らしすぎるとカビや腐敗が怖い。
つまり、
湿度は欲しい。
でも密閉しすぎない。
温度は欲しい。
でも煮ない。
水分は欲しい。
でも酸素も欲しい。
このバランスが大事そうです。
今回の管理で良さそうだったこと
今回よかったと思うのは、ヒーターで温度を安定させたことです。
ホリダスの種子は大きく、動き出すまでにエネルギーが必要そうです。
温度が低いと、スイッチが入りにくいのかもしれません。
一方で、ただ密閉して湿らせれば良いという感じでもなさそうです。
前回の失敗では、カビにやられた部分もありました。
なので今回は、乾燥を防ぎつつ、蒸れすぎない方向を意識しました。
腰水や保温は有効そう。
ただし、長期間の過湿は危険。
発芽後は根の様子を見ながら、少しずつ通常管理へ移していく必要がありそうです。
そしてもうひとつ大事なのは、
種子をよく見ること。
毎日見る。
見すぎなくらい見る。
ただし触らない。
これです。
見るけど触らない。
かなり難しいです。
土は何でもよい、は言い過ぎかもしれないけれど
「土は何でもよいと思います」
と書きたくなるくらい、今回は温度と湿度の方が重要に感じました。
ただし、完全に何でもよいわけではありません。
さすがに水が抜けない土では怖いです。
カビやすい土も怖いです。
粒が細かすぎて空気が入らないものも避けたいです。
なので正確には、
ある程度清潔で、
水はけがあり、
空気が入り、
種子が安定して置ける用土なら、
細かな配合よりも温度と湿度の管理の方が大事そう。
という感じです。
植物栽培では、つい用土配合に悩みます。
赤玉は何割か。
軽石はどうか。
鹿沼は入れるか。
殺菌はどうするか。
でも今回のホリダス発芽に関しては、まず温度と湿度。
そこが合っていれば、用土はそこまでシビアではないかもしれません。
もちろん、これは今回の自分の環境での観察です。
確定ではありません。
でもかなり参考になる結果でした。
No.2とNo.6が教えてくれること
個人的に面白いのは、やはりNo.2とNo.6です。
浮いていた種。
進展が一番遅い種。
でも、ようやくおしりが膨らみ始めた種。
これは観察対象としてかなり面白いです。
もしこのまま発芽まで進めば、
「浮いた種でも可能性はある」
という記録になります。
もちろん発芽率は下がるかもしれません。
リスクは高いかもしれません。
でも完全に捨てる前に、少し様子を見る価値はありそうです。
植物趣味では、こういう例外がたまに出てきます。
教科書通りにいかない。
でもそこが面白い。
No.2、No.6がんばれ。
まとめ
7粒購入したホリダス種子のその後です。
初発No.0は、8月30日播種。
10月4日、35日目にフラッシュを確認しました。
9月13日播種のNo.1、No.2、No.3も、それぞれ動きが出ています。
No.1はおしりが膨らみ始め。
No.2は浮いていた種ですが、進展は遅いものの、ようやくおしりが膨らみ始めました。
No.3は根がしっかり緑になり、鉢が小さいせいか種が浮き上がりつつあります。
9月16日播種のNo.4、No.5、No.6も順調そうです。
No.4は最初に根が出て、しっかり緑色になり、種が浮き上がっています。
No.5はおしりが割れ始め。
No.6も浮いたのですが膨らんで割れ始めそうです。
前回8粒全滅しただけに、今回は全員何かしら動いているのがかなりうれしいです。
発芽のコツとしては、土よりも温度と湿度の兼ね合いがかなり重要そうです。
乾かしすぎず。
蒸らしすぎず。
温度を保ち。
でも煮ない。
そして根を傷めない。
ホリダス実生、かなり面白くなってきました。
この小さな動きが、いつか青白くて鋭い葉につながると思うと、楽しみで仕方ありません。
まずは全員、無事に根を張ってください。
そしてNo.2とNo.6。
浮いていた君。
ここから見返してくれ。🌱
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