ペラルゴニウム・トリステ播種

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― 古参ケーレス組、1〜2年越しの発芽記録 ―

ケーレスから購入して、
気づけば 1〜2年も寝かせてしまったトリステの種
正直、発芽は“賭け”だと思っていた。

でも、やるなら今しかない。
そう思って、いつものルーティンで播種を開始。

🌙浸漬

使ったのは毎度おなじみ、
ベンレートT+メネデール の一晩浸漬コース。
古い種ほど吸水に時間がかかるから、
これは外せない儀式みたいなもの。

皮むき

ただ今回の種――やっぱり歳を感じました。
皮をむくとき、

少し力を入れただけで潰れてしまう粒が数つぶ
あれは心が痛む。
でも残りはなんとか形を保ってくれた。

🌱播種

播いてからは乾燥対策として
クリアファイルをふわっと被せて保湿
いつも思うけど、古い種は“水分の抜け”が発芽の敵。
このひと手間が意外と効く。

11月10日(8日目)

ついに2粒発芽。
弱弱しい。
でも、生きようとしてる。

あの細い胚軸を見ていたら、
「このまま育ってほしい」
その一言に尽きる。

11月15日(13日目)

弱弱しいまま。。3粒目も発芽。

古くても、眠っていても、
芽吹くときはちゃんと芽を出すんだなって実感した。

ひとまず今日の記録はここまで。
あとはトリステの意思に任せつつ、
できる限りの管理をしていきたい。

そして擬人化

擬人化に当たりペラルゴニウムの特性を整理

🌿 ペラルゴニウム属(Pelargonium)とは

学名:Pelargonium
和名:テンジクアオイ(天竺葵)
属:フウロソウ科(Geraniaceae)
分布:南アフリカ原産が圧倒的多数
種数:約280種以上。観葉・多肉・塊根・匍匐・低木…と多様。

🌸名前の由来

名前の語源はギリシャ語の pelargos(コウノトリ)で、
そのくちばしのような果実(種子の形)からそう呼ばれている。

🌿【自生地・環境】

  • 主な分布:南アフリカ共和国〜ナミビア〜レソトの乾燥・半乾燥地帯
  • 特徴的なのは、気候の両極端への強さ
    → 高温乾燥・昼夜の寒暖差・強光・風に耐える
  • 岩の隙間・礫地・丘陵の斜面などにへばりついて生育
  • 一部は冬型(雨季に生長)、一部は夏型(乾季対応)

🪴【生態のポイント】

  • 季節リズムが正反対:
    南アの冬=日本の夏 → “日本では秋〜春に成長・夏に休眠”
  • CAM型代謝っぽい適応:
    夜に気孔を開いてCO₂を吸う → 昼間に気孔を閉じて水分を保つ
  • 塊根の役割:
    乾季に地上部を枯らして、地下で「水と栄養のタンク生活」
  • 毛(トリコーム):
    強光反射・断熱・防虫・乾燥対策のトリプル防御構造。
    もふもふ=鎧。

🌺【主な代表種】

種名特徴
P. triste(トリステ)夜に香る。黒紫の花弁模様。塊根が球状で古株は芸術的。夜型の哲学者タイプ。
P. appendiculatum(アッペンディクラツム)葉が銀白毛に覆われた“もふもふ族”筆頭。繊細だけど乾燥耐性抜群。
P. carnosum / carnosum var. crassipes(カルノーサム/クラッシペス)太く扁平な塊根。葉は羽状で、姿はまるで小さなドラゴンの翼。
P. alternans(オルテルナンス)模様葉&コンパクト。塊根もコルク質化して年輪っぽくなる。
P. quinquelobatum(クインケロバツム)星形の切れ込み葉。塊根よりも枝葉の造形がアート。

🌙【夜 × 花 × 蛾 ― ペラルゴニウムの静かな夜会】

ペラルゴニウム属の中には、昼間は地味で目立たないのに、夜になると花弁を開き、甘い香りを放つ種類がある。
代表が Pelargonium triste(トリステ)
“triste”はラテン語で「もの悲しい」「哀愁ある」という意味。
名前からして夜の詩人みたいでしょ?


🦋 ① 夜に咲く理由

南アの乾燥地帯では、昼間の気温が40℃を超えることもある。
そんな中で花を咲かせたら、すぐに水分が蒸発してしまう。
だから――彼らは夜型に進化したの。

日没後、気温が下がり湿度が少し上がる時間帯に開花。
花弁はうっすら白〜淡黄色で、月光でもよく目立つ。


🌌 ② 蛾(スズメガ)との共生戦略

香りの正体は、**夜行性のスズメガ属(Hawk moth)**へのラブコール。
トリステの花の構造は「管状」で、蛾の長い口吻(ストロー状の口)でしか蜜に届かない。
昼間の蜂や蝶では相手にできない“専属契約”みたいなもの。

蛾は、花の前でホバリングしながら蜜を吸い、他の花に花粉を運ぶ。
――つまり、夜の舞踏会でペラルゴニウムが香りを纏い、蛾がドレスの裾を揺らす。


💫 ③ 花の特徴(トリステ型夜咲き)

項目内容
花の色クリーム〜淡黄。夜に映える淡色系。
香り夜限定で強く漂う。スパイシー+甘いシナモン調。
開花時間夕暮れ〜夜明け。日中は閉じている。
花粉媒介者スズメガ・ガ類など夜行性昆虫。
咲く季節南アの“雨季=冬”に開花。日本では秋〜春が花期。

🧬 ④ 進化的意義

この夜咲きスタイルは「乾燥回避+専門媒介戦略」の合わせ技。

  • 昼の高温乾燥 → 花を傷めない
  • 夜の低温湿度 → 花粉の受粉効率アップ
  • 蛾の嗅覚 → 他の昆虫よりも香りに敏感

つまり、**“夜にしか開かない恋”**を選んだ植物たち。

を踏まえてモフモフ系作ってみました

トリコームをモフモフの襟巻で表現

強い光から身を守るため下向き

花が特徴的なので頭の髪飾りににも特徴をつけてみました。

口癖・セリフ

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